特別活動の目標は、今回の学習指導要領改訂でこれまでの理念を継承しながら、よりよい生活や人間関係を築くことを重視して、「望ましい集団活動を通して、心身の調和のとれた発達と個性の伸長を図り、集団や社会の一員としてよりよい生活や人間関係を築こうとする自主的、実践的な態度を育てるとともに、人間としての生き方についての自覚を深め、自己を生かす能力を養う」こととなった。
学級は、生徒にとって各教科等の授業を受ける場であるとともに、学校生活を送る上での基礎的な生活の場である。この学級集団を基盤として行われる学級活動は、学校生活の全般に関わる事柄を扱う生徒の自主的、実践的な集団活動である。また、学級における生活の有り様が生徒の学習や生活、対人関係、ものの見方・考え方等に大きな影響を及ぼすことから、他では代替することのできない大切な教育活動である。
そこで、これまでの研究の成果を踏まえ、学級活動を中心に体験活動を通してよりよい生活や人間関係を形成するための自主的、実践的な態度の育成に焦点を当て、生徒指導を基盤に据えて、各教科、道徳、総合的な学習の時間との関連を図りながら主題の解明に取り組んでいきたい。